
2008年、17年ぶりに監督復帰した『アンナと過ごした4 日間』を故国ポーランドで製作。東京国際映画祭で審査員特別賞を受賞し、日本での劇場公開が実現し大ヒットとなる。10年、ヴィンセント・ギャロ主演『エッセンシャル・キリング』でベネチア国際映画祭審査員特別賞、最優秀男優賞をW受賞。カンヌ国際映画祭批評家週間の審査員を務める等、映画界最前線への完全復帰を果たす。現在は、『夜になる前に』で共演したエヴァ・ピャスコフスカと公私にわたりパートナー関係にあり、ふたりの名前をとって命名した映画会社SKOPIAを起点に活動。俳優としてもハリウッド超大作『アベンジャーズ』(12)で健在ぶりを披露。12 年より我が国で例年開催されている「ポーランド映画祭」の監修も務め、毎年舞台挨拶のために来日し大の親日家ぶりを発揮している。
ちなみにイエジーと同年生まれの監督には、ポール・ヴァーホーヴェン(オランダ出身)、ジャン・ユスターシュ(フランス出身、1981年没)、イシュトヴァン・サボー(ハンガリー出身)らが、1歳違いではフランシス・フォード・コッポラ(アメリカ出身)、ピーター・ボグダノヴィッチ(アメリカ出身)、フォルカー・シュレンドルフ(ドイツ出身)らがいる。

- 1964年
- 「身分証明書Rysopis」
- 1965年
- 「不戦勝Walkower」
- 1966年
- 「バリエラBariera」
- 1967年
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「手を挙げろ!Ręce do góry」
「出発Le Départ」
- 1970年
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「ジェラールの冒険Adventures of Gerard」
「早春Deep End」
- 1972年
- 「キング、クイーンそしてジャックKing, Queen, Knave」
- 1978年
- 「ザ・シャウトShout」
- 1982年
- 「ムーンライティングMoonlighting」
- 1984年
- 「成功は最高の復讐Success is the best revenge」
- 1985年
- 「ライトシップLightship」
- 1989年
- 「春の水Torrents of Spring」
- 1991年
- 「30 ドア 鍵30 Door Key」
- 2008年
- 「アンナと過ごした4日間Cztery noce z Anną」
- 2010年
- 「エッセンシャル・キリングEssential Killing」