ヴィタリアーノ・ブランカーティの小説に基づき、原作の時代背景(ファシズム期にあたる1930年)を戦後に移し替えて翻案した作品。脚本執筆にはパゾリーニが参加している。ローマで学生生活を送ったアントニオ(マストロヤンニ)が、シチリアのカターニャにある実家に帰省する。“男らしい”富裕な家系の生まれの美青年で、女たちの憧れの的でもある彼は、バルバラという娘に一目ぼれし結婚するが……。ロカルノ国際映画祭グランプリ受賞。
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ズルリーニが監督としての名声を確立した長編第2作。本作の時代背景は、連合軍がシチリアに上陸し、ムッソリーニが失脚した43年7月。このイタリアにとっての激動期に、アドリア海に面した美しい避暑地リッチョーネで、ファシスト党指導者の息子カルロと海軍将校の未亡人ロベルタが織りなす激しくも悲劇的なロマンス。カルロ役を演じたトランティニャンにとっては、このイタリア映画が初の主演作となった。(※国際版での上映です)
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