1979年、静岡県出身。日本大学芸術学部在学中より舞台を中心に活動を始める。2008年に演劇ユニット、チェルフィッチュの「フリータイム」に出演。以後も「三月の5日間」、「スーパープレミアムソフトWバニラリッチ」など同ユニットの作品に参加。映画出演作に『お嬢さん』（16・パク・チャヌク監督）、『未完の旅路への旅』（玄宇民監督、17）、『きみの鳥はうたえる』（18・三宅唱監督）、『万引き家族』（18・是枝裕和監督）、『王国（あるいはその家について）』（19・草野なつか監督）、『ふたつのシルエット』（20・竹馬靖具監督）、『孤狼の血LEVEL2』（21・白石和彌監督）など。公開待機作に三宅唱監督作品『ケイコ 目を澄ませて』（22）がある。

1985年、東京都出身。劇団柿喰う客所属。劇団公演のほか「イヌの日」（16）、「Take Me Out2018」（18）、「夢の裂け目」（18）、「相対的浮世絵」（19）、「ゲルニカ」（20）、「夜は短し歩けよ乙女」（21）、「Birdland」（21）など多数の舞台に出演。映画初出演の『教誨師』では冷徹な若き死刑囚役に扮し教誨師役の大杉漣氏と互角に渡りあった演技が評価され、第73回毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞を受賞。主なドラマ出演に「サギデカ」（20・NHK）、「伝説のお母さん」（20・NHK）、大河ドラマ「麒麟がくる」（20・NHK）、「恋する母たち」（20・TBS）、「ひきこもり先生」（21・NHK）、ＮＨＫ連続テレビ小説「おかえりモネ」（21）など。

2005年、『ＹＵＭＥＮＯ』（鎌田義孝監督）に主演し本格的に映画デビュー。06年のホラーオムニバス『コワイ女』の一編「鋼 -はがね-」（鈴木卓爾監督）では袋を被った怪物を脚だけで演じて評判となる。他に『孤高のメス』（10・成島出監督）、瀬々敬久監督の『ヘヴンズ ストーリー』（10）『64 -ロクヨン-』（16）、『百合子、ダスヴィダーニヤ』（11・浜野佐知監督）、『モルエラニの霧の中』（21・坪川拓史監督）、『ノイズ』(22・廣木隆一監督)、『ホテルアイリス』（22・奥原浩志監督）など。12年の『どんづまり便器』（小栗はるひ監督）でゆうばり国際ファンタスティック映画祭最優秀女優賞を、19年の『赤い雪 Red Snow』（19・甲斐さやか監督）で第14回Los Angeles Japan Film Festival最優秀俳優賞を受賞。山本直樹原作の『夕方のおともだち』（22・廣木隆一監督）ではSMの女王様に扮し話題を集めた。

1978年、東京都出身。2005年、蜷川幸雄演出の舞台「メディア」に出演。以降、「ムサシ」（09）「海辺のカフカ」（12）など蜷川作品の常連となる。07年に『伝染歌』（原田眞人監督）で映画デビュー。同年、『クローズZERO』（三池崇史監督）の牧瀬役で強烈なインパクトを残す。その他の映画出演に『キツツキと雨』（12・沖田修一監督）、『貞子3D』（12・英勉監督）、『その夜の侍』（12・赤堀雅秋監督）、『火花』（17・板尾創路監督）、『そらのレストラン』（19・深川栄洋監督）、『新聞記者』（19・藤井道人監督）、『新解釈・三國志』（20・福田雄一監督）など。ドラマ出演に「ホタルノヒカリ2」（10・NTV）、「恋はDeepに」（21・NTV）、「日本沈没-希望のひと-」（21・TBS）「ドクター・ホワイト」（22・KTV）など。演劇チーム渋谷ハチ公前の主宰としても活動する。

1996年、神奈川県出身。ドラマをメインに活動しており、学生役から看護師、ホステス、OL、そして韓国人役までも、幅広い役柄を演じている。ドラマレギュラー出演作は「コウノドリ」（17・TBS）、「花のち晴れ〜花男 Next Season〜」（18・TBS）、「病室で念仏を唱えないでください」（20・TBS）など。その他にも、「浅見光彦 軽井沢殺人事件」（22・テレビ東京）、「おいハンサム!!」（22・フジテレビ系列）、「警視庁強行犯係 樋口顕 シリーズ」（21/22・テレビ東京）、「ドクターホワイト」（22・フジテレビ）、「婚活探偵」（22・BSテレビ東京）などにも出演。本作で本格的な映画デビューとなる。

2000年、埼玉県出身。高校生のときに人気リアリティ番組に出演し話題となる。その後TGC teenやファッションリーダーズなどのステージにモデルとして参加。2020年、大塚祐吉監督の短編『魔女』『CAT』に連続して主演。また2022年にはオンライン演劇「私たちに明日はある」にも主演、今後の活躍が期待されている。その他の出演に東京ディズニーシーCM「ダッフィーフレンズ」など。本作で長編映画初出演。

母親の母国であるマレーシアで生まれ東京で育つ。モデルとして活動を始め、佐向監督の短編『ソラからジェシカ』（11）のヒロインに抜擢され女優デビュー。その後、映画、舞台、ドラマ、ＣＭと多岐にわたって活躍。映画出演作に『イカロスと息子』（16・眞田康平）、『ディアポリス DIRTY YELLOW BOYS』（16・熊切和嘉監督）、『あなたを待っています』（16・いまおかしんじ監督）、短編『ひとみちゃん』（16・守屋文雄監督）、『ハード・コア』（18・山下敦弘監督）、『やりたいふたり』（19・谷口恒平監督）、『激怒』（22・高橋ヨシキ監督）など。19年には短編『ヒメとモル子』で久保山智夏とともに主演・監督を務めている。

1969年、北海道に生まれ神奈川県で育つ。助監督として参加していた福居ショウジン監督の自主映画『RUBBER’S LOVER』（95）において役者へ転身。その後瀬々敬久監督作をはじめとしたピンク映画に多数出演。現在も自主映画、大作、テレビドラマ問わず、脇役から主演までオールラウンドな活躍を続ける。映画出演作に『ローリング』（15・冨永昌敬監督）、『シン・ゴジラ』（16・樋口真嗣監督）、『バンコクナイツ』（17・富田克也監督）、『海辺の生と死』（17・越川道夫監督）、『月夜釜合戦』（17・佐藤零郎監督）、『おっさんのケーフェイ』（谷口恒平監督）、『天然☆生活』（永山正史監督）、『激怒』（22・高橋ヨシキ監督）など。

1978年、大阪府出身。2000年の映画デビュー以降、あらゆる役柄に憑依するバイプレイヤーとして縦横無尽に活動。『わたしのハワイの歩きかた』（14）『セーラー服と機関銃-卒業-』（16）の前田弘二監督作、『オカルト』（09）『恋するけだもの』（20）の白石晃士監督作、そして自身が主人公のモデルの一人である『俳優 亀岡拓次』（16）や『いとみち』（21）の横浜聡子監督作などで独特の個性を見せる。他の主な出演作に『深夜食堂』シリーズ（15/16・松岡錠司監督）、『64-ロクヨン-前編/後編』（16・瀬々敬久監督）、『星の子』（20・大森立嗣監督）、『本気のしるし 劇場版』（20・深田晃司監督）、『罪の声』（20・土井裕泰監督）、『シュシュシュの娘』（21・入江悠監督）、『前科者』（22・岸善幸監督）、『とんび』（22・瀬々敬久監督）など。

1963年、福岡県出身。大学卒業と同時に蜷川幸雄主宰のGEKISYA NINAGAWA STUDIOに入団、演劇活動を始める。1992年に黒沢清監督の『地獄の警備員』でスクリーンデビューする。その後ドラマや映画、CM、ナレーターに至るまで幅広く活躍。近年の主な出演作に『ヒキタさん！ ご懐妊ですよ』（19・細川徹監督）、『グッドバイ〜嘘からはじまる人生喜劇〜』（20・成島出監督）、『老後の資金がありません！』（21・前田哲監督）、『ツユクサ』（22・平山秀幸監督）など。ドラマでは「今ここにある危機とぼくの好感度について」（21・ＮＨＫ）、「いりびと‐異邦人‐」（21・ＷＯＷＯＷ）、「持続可能な恋ですか?〜父と娘の結婚行進曲〜」（22・ＴＢＳ）など。20年には、自身初の書籍「空洞のなかみ」を上梓する。