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 英国人俳優。1979年生まれ。2002年に王立演劇学校を卒業した直後に、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーによる『リア王』(デクラン・ドネラン演出)の道化役に抜擢される。ロンドンのゲイト・シアターとオフ=ブロードウェイで上演されたゲオルク・ビューヒナー原作『ヴォイツェク』でタイトルロールを演じ、批評家たちから「ここ数年に登場したなかで最も才能あふれる若手俳優」などと激賞され、2006年度イアン・チャールソン賞(30歳以下の最優秀古典舞台俳優に贈られる賞)にノミネートされる。

 2002年からテレビドラマに出演し始め、チャールズ・ディケンズ原作「Nicholas Nickleby」(ダグラス・マッグラス、未)で映画に初出演。ジュード・ロウ主演『アルフィー』(チャールズ・シャイア、04)等に端役出演。2009年、「White Lightnin'」(ドミニク・マーフィ、未)にジェスコ・ホワイト(“ダンシング・アウトロー” の異名を持つ合衆国ウェストヴァージニア州アパラチア山脈出身の、実在するタップダンサー兼エンターテイナー)役で主演。同作はサンダンス映画祭とベルリン国際映画祭でプレミア上映され、ディナール英国映画祭ではゴールデン・ヒッチコック賞(最優秀作品賞)を受賞。ホッグの演技も英米の新聞雑誌のレヴューで絶賛され、モンテレー国際映画祭とムンバイー映画祭で最優秀男優賞を受賞、英国インディペンデント映画賞の「最も将来有望な新人俳優」賞にノミネートされた。

 同2009年には主演第2 作にあたる喜劇映画「Bunny and the Bull」(ポール・キング、09、未)と、主演第3作にあたる「Ollie Kepler’s Expanding Purple World」(ヴィヴ・フォンジェニー、未)が公開、一挙にその評価と知名度をあげた。2010 年にはベルリン国際映画祭でシューティング・スター賞(ヨーロッパの若手俳優に与えられる賞)を受賞。2011 年、オールスターキャストによる歴史ミステリ映画『もうひとりのシェイクスピア』(ローランド・エメリッヒ)に出演。続いて主演した「e Comedian」(トム・シュコルニク、12、未)ではスタンダップ・コメディアン役を熱演。現時点での最新出演作は、フランス人女優カミーユ・ルテルフォール主演の歴史劇「Mary, Queen of Scots」(トーマス・イムバッハ、13、未)。
 ルーマニア系ドイツ人女優。1978年11月12日、ルーマニアのブカレスト生まれ。本名アレクサンドラ・プラタレアヌ。1983年、4歳のときに一家はニコラエ・チャウシェスク(1918年~ 1989年)の共産党政権下にあるルーマニアを逃れ、(旧)西ドイツに移住。1997 年にフランス・ギムナジウム・ベルリン(フランス語圏の国々から入学したドイツ語およびフランス語話者の生徒を教育する中等教育機関)を卒業後、2000 年まで、父親であり著名な俳優ヴァレンティン・プラタレアヌのもとで演技を学ぶ。1990 年代半ばから映画やテレビドラマに出演し始め、18 歳になる頃にはドイツのテレビドラマ・シリーズで主人公を演じた。以後着実にキャリアを積み、世界的に知られる映画女優となる。現在までに演じた役柄のなかで彼女を国際的知名度のある女優へと押し上げたのが、アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた独゠伊合作映画『ヒトラー~最期の12 日間』(オリヴァー・ヒルシュビーゲル、04)で演じたアドルフ・ヒトラーの秘書トラウドゥル・ユンゲ役と、大半の場面がルーマニアで撮影された『コッポラの胡蝶の夢』(フランシス・フォード・コッポラ、07)の一人三役(ヴェロニカ役、ラウラ役、ルーピニ役)である。とりわけ後者では、監督のコッポラ自ら私信を通じて彼女に出演を依頼したという。

 2004 年には米男性誌『マクシム』の「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」および「スーパー・ウーマン・オブ・ザ・イヤー」に選出された。2008 年には主にドイツで撮影が行なわれた2 本の映画、ウーリー・エデル監督の独゠仏゠チェコ合作映画『バーダー・マインホフ 理想の果てに』とエスター・グロネンボルン監督の独映画『ヒンター・カイフェック』(未)に出演。また同年、カンヌ国際映画祭に審査員のひとりとして参加した。2012 年には仏芸術文化勲章シュヴァリエを受勲。ルーマニア語、ドイツ語、フランス語、英語を流暢に話す。

 そのほかにも独映画『クレイジー』(ハンス=クリスティアン・シュミット、00)、『トンネル』(ローランド・ズゾ・リヒター、01)、英゠米゠濠゠日合作映画『コントロール』(アントン・コービン、07)、米゠独合作映画『愛を読むひと』(スティーヴン・ダルドリー、08)、米゠伊合作映画『セントアンナの奇跡』(スパイク・リー、08)、米映画『最終目的地』(ジェイムズ・アイヴォリー、09)、仏映画『フェアウェル さらば、哀しみのスパイ』(クリスチャン・カリオン、09)、米゠独゠英合作映画『ラッシュ/プライドと友情』(ロン・ハワード、13)といった作品に出演し、国際的に活躍中である。